コンサルティングを始める前、まずは社長と一緒に「クリアリング」という作業を行います。これは、社長が今気がかりとなっていること、引っかかっていること等を話てもらう作業のことで、社長の今の状態をクリアにしてもらう、頭の中をスッキリしてもらう作業です。これによって、社長は現状をしっかり踏まえたうえで、前に進むことができるようになります。
次は、具体的なコンサルティングですが、その根底にあるのは「社長の真意を汲み取る傾聴」にあります。これにより、社長の考えている顕在化している課題以上の会社の真の問題点(潜在的な課題)を浮き彫りにしていきます。(ステップ1)
さらには、その問題点の根本的な原因を徹底的に探ったうえで解決策を導き出し、アクションプランの策定にまで繋げていきます。(ステップ2~ステップ5)
(ステップ1)
自立型コーチングを活用して社長の思いにじっくり傾聴します。創業当時の思いから、私的な家族等の悩みも含めて聴くことで、表面化していない会社の抜本的な問題点についての仮説を探ります。
≪傾聴で私が心掛けるポイント≫
①この時間は 100%社長が主役であることを意識します。
②事柄ではなく社長の思いや真意を受け取ることを心掛けます。
③評価判断をせずに、社長のお話をそのまましっかりと受け取ります。
④興味関心を持って、社長と向き合います。
⑤社長の人生の「今までの時間」と「未来への時間」に敬意を払い、お話をお聞きします。
(ステップ2)
独自のSWOT分析チェックリストを用いて、社長とともにSWOT分析を行い、問題点の仮説の検証を行います。その作業を通じ、社長自身に気づいてもらい、問題点を絞り込みます。
(ステップ3)
問題点に関して因果系列分析を行うことで、根本原因を徹底して洗い出していきます。
(ステップ4)
根本原因の洗い出し結果から、裏返しとなる解決策を導き出し、特に緊急かつ重要なテーマと考えられる解決策に絞り込みます。
(ステップ5)
絞り込んだ解決策について、社長とともに具体的なアクションプランにまで落とし込んでいきます。