会社のお金の話(脱☆ドンブリ経営)
数字や会計の話は、ふつう難しいと思われる人が多いと思いますが、実は、会計や数字の話を難しくしているものがあるのです。それは、「正確さを追及すると、極端に難しくなる。」ということです。
だったらその逆をやればいい。つまり正確さはさて置き、ざっくりとした話で良いから、わかりやすい方法で理解することです。
ここでは、本来、決算書を使って作成する会社のお金の話を、簡単な数字を使って図で説明します。(※)
これにより、以下のことが得られます。
①ザックリと会社のお金の流れが掴める。
②複数の施策を同時並行的にやることで、利益アップの着眼点がわかる。
③社員に会社の数字についての伝え方がわかる。
※西順一郎先生の著書の中にある「STRAC表」をもとに、「脱・ドンブリ経営のすすめ」の著者である和仁達也氏が、中小企業のコンサルタント経験の中から体系化したノウハウで、「お金のブロックパズル」と呼ぶ。
自立型支援(考え動く社員を育成する)
自分の思いが社員に伝わらない、社員が自主的に動いてくれない、価値観の違いは当然だとわかっていながらも苦しい、そんな悩みを抱える社長が多いと思います。
人が悩むとき、多くの場合は、他人に対して自分がコントロールできないと感じているとが原因の一つにあります。
もちろん、強制的に権力やお金でもって、自分の思い通りにすることは可能かと思いますが、それだと、権力やお金の力の範囲でしか動かないのです。本当の意味で自分の意思で行動する人とはならないのです。
しかし、変えられないものは、あきらめれば良いというのではありません。自立型コミュニケーションは、そんな変えられない社員に、何かを変えてもらう作業です。変えられない社員にも、自分の行為・行動・思考を変えていくことで影響を与え、社員は自ら変わろうとしてくれることもあるのです。